【5月号(7月お届け)】100年後も刈羽村の特産品であるために-新潟県刈羽村

食材

刈羽村の砂丘地で作られている『砂丘桃』は独特の甘みがあると大評判
刈羽村の砂丘地では、白鳳・あかつき・なつっこ・なつおとめなどの桃が作られています。それらの桃の総称が『砂丘桃』です。

刈羽村の砂丘地で作られる桃の総称『砂丘桃』

新潟県のほぼ中央の日本海側に位置する刈羽村の砂丘地では、白鳳・あかつき・なつっこ・なつおとめなどの桃が作られています。それらの桃の総称が『砂丘桃』です。水はけが良く陽の照り返しが強い砂丘地で作られていることから、独特の甘みがあると大評判。その反面、砂丘地斜面での作業はきつく、後継者不足に悩んでいます。『砂丘桃』の普及、振興を目的の一つとして、平成24年(2012)に産業観光複合施設「ぴあパークとうりんぼ」がオープンしました。指定管理者として桃の圃場を管理しているピーチビレッジ刈羽(株)が、『砂丘桃』の持続可能な生産体制を構築するために、地元農家と連携しながら生産、販売に取り組んでいます。今回特集する生産者は、ピーチビレッジ刈羽(株)の飯田裕樹さんです。

100年後も刈羽村の特産品であるために、地域で作られる桃を『砂丘桃』と命名

刈羽村の桃の歴史

江戸時代後期~幕末に現刈羽村下高町生まれの塚田源太夫(つかだげんだゆう)が行商先で、桃の栽培は砂丘地が適することを知り、荒地を開墾して桃畑としたのが始まりです。大正から昭和にかけて、全盛期には栽培農家 190戸、面積 50haに達し、上越、糸魚川、遠くは岐阜県高山まで出荷されました。
大正2年(1913)越後鉄道(現在のJR越後線)が開通し、荒浜駅・刈羽駅間に臨時の「桃林駅」が設けられ、茶屋や歌舞伎の舞台があり演芸者にも開かれ、連日花見客で賑わいました。
しかし、第二次世界大戦になると、食糧増産のため桃の木は伐採。戦後復興し、昭和30年代にようやく 20haほどに回復しましたが、現在は約 7haの桃畑で 20戸ほどが生産。桃の木の総数はわずか1,000本です。

付録は幻の桃『砂丘桃』

砂地で作られる刈羽村の『砂丘桃』は、地中に水が停滞せず地温も上がり、その輻射熱と反射光線が桃の味をよくします。地表面は浜辺と同じで、夏は素足で歩けないほど熱くなり、日照りが続いた年は2,000リットル以上の散水したこともあります。水はけがよい分、木の生育がよくなく、1本の木につく実の数が少ないのです。
生産量、販売量が少ないうえに、評判が大変良く、すぐに売り切れてしまうことから【幻の桃】とも言われています。オンラインで購入予約を受け付けると2週間で完売するほどです。今回は、その貴重な桃2個を付録とすることが叶いました。

生産量、販売量が少ないうえに、評判が大変良く、すぐに売り切れてしまうことから【幻の桃】とも言われています。

 

生産者

今回特集する生産者、ピーチビレッジ刈羽(株)の飯田裕樹さんは、刈羽村の隣、柏崎市出身。大学の工学部で建築を専攻し、大学院を修了。卒業後は新潟市内の大手ゼネコンに就職し、東京でマンションなどの現場監督を任されていました。2017年、32歳の時、父親から地元に戻って欲しいと請われ、悩んだ末に農業に携わることを決意しました。

 

【お届け内容】

  • お届け内容:情報誌、『砂丘桃(2個)』、生産者からの手紙<クール冷蔵便>
  • お届け時期:7月25日頃~1週間の予定※日にち指定不可、時間指定のみ承ります
  • 3,300円(税・送料込)(全国一律)

5月号(7月お届け)の申込締め切りは2022年5月8日正午です。

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【今後の特集予定】2022年9月…新潟県聖篭町の相馬さんご夫妻が作る『シャインマスカット』

 

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東京から新潟県に移住して米作りに挑戦、農業の大変さに気づいた手塚貴子が、この様子を消費者に伝えたいという思いから2014年11月「稲花」を創刊。2018年5月「旅する食べる通信」としてニューアルしました。「作る人と食べる人がつながるポイントは人それぞれ」と考える編集長手塚貴子が全国を回り〝行きたい!会いたい!食べてみたい!〟をつくります。

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