牡蠣の生命力を蓄える『杭打ち式牡蠣』

Vol.17(3月号)で特集するのは広島県呉市安浦町の金田水産3代目・金田祐児さん。初代から「杭打ち式」という方式で牡蠣の養殖を続けており、「広島県ではうちの牡蠣が一番」と自信を見せる。広島県といえば瀬戸内海に浮かぶ「牡蠣いかだ」の風景で知られるように、いかだを使った養殖方法が主流。簡単にまとめると、牡蠣の赤ちゃんを付着させたホタテ貝の貝殻を連ねていかだにつるし、成長したら収穫するという方法だ。しかし金田さんがこだわる「杭打ち式」は、一般的ないかだ式にもうひと手間かける。通常のいかだで約2年ほど育てたら(出荷約半年前)、遠浅の海域に竹で棚状のいかだを組み立て、そこに移し替えて「仕上げる」のだ。

牡蠣は水中にいる間しか捕食できないため、空中にさらされる時間が長いと危機を感じ、体内に養分をため込もうと働く。金田水産の牡蠣の成分を検査したところ、牡蠣の栄養の主成分であるグリコーゲンは、通常のいかだ式で育てた牡蠣のおよそ2倍というデータもとれた。これが豊かな旨味を引き出している。牡蠣のシーズンは10~3月といわれ、お歳暮シーズンでもある12月は需要のピークだが、金田さんいわく、実は2~3月が最もおいしいという。牡蠣の生産量日本一を誇る広島県で「広島県ではうちの牡蠣が一番」と自認する、金田さんのピーク時の牡蠣をお届けする3月号にご期待ください。

「ひろしま食べる通信Vol.17(3月号)」から購読できる購読申込み締切り日は『3/7(木)』まで!

 

「ひろしま食べる通信」とは?

 

2か月に1回(奇数月)、つくる人の思いなどを掲載した「情報誌(タブロイド判16P)」と彼らがつくった「食材」を一緒にご自宅にお届けする「食べもの付き定期購読誌」。1回の購読料は3,000円(情報誌+食材+送料)+消費税。私たちが生きていくために自らの体に取り込む「食」の価値は、見た目や価格だけでは判断できません。食べものづくりの裏側を知った上で食材を味わうことには大いに価値があります。海や大地などの自然から生まれた食材が食卓へ届くまでの流れを共有し、それに携わる「つくる人」の思いや哲学に触れる。そこに「食」の本当の価値があると、私たちは、実感しています。特集されたつくり手と直接つながるイベント(収穫体験など)も随時開催中。つくり手のストーリーと共に食べものをいただく。ごちそうさまを伝える。そんな新たな食体験を楽しめるのが『ひろしま食べる通信』です。

 

特集した生産者は累計16人、取材後も関係をつないでいく。

2016年7月から隔月(奇数月)発行し、2019年1月までに16号。特集した生産者は16人、その他の特集も含めればそれ以上の生産者を紹介してきました。私たちの目的は「つくる人と食べる人をつなぐこと」。特集して終わりではなく、その後も関係をつないでいくことに価値があります。それは購読者も同じ。『ひろしま食べる通信』を通じて広島の「食」を知り、広島の「つくる人」を知る、それは始まりに過ぎません。広島の「食」と「つくる人」と共に歩む世界を体感しませんか。都市部では味わいにくい自然を舌で味わい、自然と共に生きる「つくる人」を通して、自らも自然と共に生きる感覚を知る。誌面の中には、私たちが失いがちな「リアル」と、自然と共に生きていくためのヒントがあります。

 

編集部もつくることにこだわっています。

ひろしま食べる通信編集部は、デザイナー、カメラマン、コピーライターなどプロのクリエイターで構成されています。こだわりある生産者を特集する『ひろしま食べる通信』だからこそ、私たちもプロとしてこだわりを持って誌面づくりに取り組んでいます。購読者にとって、この誌面が生産者との初顔合わせ。最高のスタートを切るためには、生産者の思い、食の現場の臨場感をできる限り伝えたい。そのためにも私たち自身が五感を研ぎ澄まし、楽しんでいます。特集する生産者や食のコンセプトに合わせて印刷する紙を変えるのもこだわりの一つ。ぜひ一度、誌面を手に取って、生産者のこだわりと共に私たちのこだわりも感じてください!


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