佐伯市蒲江の村松さんと浪井さんが酒粕で育てた「美人ぶり」

こちらは、「さいき・あまべ食べる通信」で2019年1月号で特集された「美人ぶり」バックナンバー紹介ページです。本記事を制作した「さいき・あまべ食べる通信」は、大分県初の「食べ物付き情報誌」として、大分県南部のこだわり生産者さんを取材しています。

気になる方は、ぜひ「さいき・あまべ食べる通信」のウェブサイトをごらんください。

 

【2019年1月発行】大分県佐伯市蒲江。仙崎半島に囲まれた静かな内海は、ぶりの子どもである「モジャコ」を育てるには最高のロケーションである。下入津と言われる西野浦地区は鰤などの海面養殖が盛んな地域。春になれば一斉に鹿児島方面へモジャコ船が出船していく。2018年にそのモジャコ船も兼ねた運搬船を作った村松教雄さん。そしてその“海の兄貴分”でもある浪井満洋さん。

「ぶりを子どもの頃から育てているからこそ、本当においしい自分たちが満足のいくぶりを育ててみたい」。

そんな気持ちが強い2人が今、「美人ぶり」というブランド鰤に挑戦している。日ロ首脳会議の晩餐会において出された山口県萩市の澄川酒造場が醸した「東洋美人」の酒粕を使用している。なぜ東洋美人の酒粕なのか?そのぶりは一体どんな鰤に育っているのか?

奇跡や人の縁がつくりあげた「美人ぶり」。巷の柑橘系の餌を配合した鰤などともまた違う味わいな鰤。地元の料理人が「最高級の天然ぶりがないなら、美人ぶりを使う」と断言した美人ぶり。天然か養殖かではなく、美味しいかで選ばれる時代がすぐそこまで来ている。この2人の美人ぶりができるまでのストーリーと一緒に、奇跡のぶりを食べてみませんか?


「さいき・あまべ食べる通信」とは?

大分県の南部に位置する佐伯市。近くには豊後水道という最高の漁場があり、約500種の魚がいるとも言われている、とても身質の良い魚に恵まれているまちです。とはいえ、自然環境の変化、魚食魚価の低迷、高齢化による人材不足などもあり、順風満帆ではありません。また、スーパーなどで並ぶ魚たちも生産者などの顏に見えないものばかり。。。

 2017年4月に大分県佐伯市から創刊し、九州のなかでも魚がおいしいで有名な佐伯市でがんばる水産業などの一次産業従事者や水産加工業などの二次産業に携わる人びとにフォーカスを充てて、潮風・潮の薫りまでも届くようなストーリー(ヒトとコト)と、水産・農産物やその加工品(モノ)で皆さまとを繋ぐメディアです。

 大分県につながりがある方、大分県が好きな方、佐伯市出身の方、もちろん地元おおいたんし、さいきんしなどと繋がれると幸いです。ふるさとや自分の好きなまちを食べ読み支えてみませんか?知らなかった大分県佐伯市が見えてくると思いますよ。

  • 発行頻度:季刊 (1月・4月・7月・10月)
  • お申込み締め切りは、発行月の8日12:00になります。

 

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