【2020年11月号】先祖が残し、父が育てた家宝の「大葉」を世界へ!-宮城県美里町-

食材

一面田んぼの中にある、大葉のハウス

平安時代から栽培されていたという青ジソ。
「お刺身に添えられている緑色の葉」と言えば、きっと誰もがすぐ思い浮かべる「大葉」。本来の名前は「青ジソ」ですが、〝葉〟として市場に出荷されると「大葉」となります。
中国が原産で、日本では縄文時代から自生していて平安時代には栽培されていたようです。大葉(青ジソ)は「蘇葉(そよう)」とも言われ、昔から漢方薬として解毒やアレルギーに用いられていました。現在も漢方薬の成分の一部として使われています。大葉(青ジソ)の持つ殺菌力と防腐効果が、刺身のツマにぴったりなのです。

種からこだわり続けて作る大葉

地方に行くと自生する青ジソを目にすることが多々ありますが、商品としての「大葉」作りは想像以上に大変です。1年を通して生産するために、ビニルハウスで栽培します。日中は暑さで葉がしおれてしまうので、毎朝涼しいうちに収穫します。冬の時期になると寒さ対策に暖房が必須です。そして、今回特集する粟野家では、青ジソの新葉のみを「大葉」として出荷します。少しでもキズや縮れがあると出荷しません。

土作りや種にこだわった粟野家の1mにも成長する青ジソのこと、「大葉」を活用した加工品開発の道のりなどを特集します。

クルミ、天日塩、国産にんにく、オリーブオイルを混ぜ合わせた大葉農家こだわりのジェノベーゼ

生産者

今回特集するのは、7代続く農家の長男、宮城県遠田郡美里町の粟野敏夫さんです。
中学生の頃から美空ひばりさんの大ファンで、「ひばりさんと少しでも関わりのある仕事に就きたい」と地元の高校を卒業後、東京の専門学校に進学。テレビ制作会社や芸能事務所に勤めました。2011年3月11日の震災では、テレビで地元の映像を見るしかできず虚しさを感じたと言います。「いつかは地元に帰ろう」と思っていた粟野さん、「今でしょ!」とUターンする決意をしました。2011年7月に実家に戻った粟野さんにご両親は「何で帰ってきたの!」と。その意味は?粟野さんの奔走をお届けします。

【お届け内容】

  • お届け内容:情報誌、大葉の加工品「大葉のジェノベーゼ」と「〝復刻版〟大葉×北浦梨のドレッシング」、生産者からの手紙
  • お届け時期:11月下旬頃〜
  • 3,300円<消費税・送料込み>(全国一律)

11月号の申込締め切りは2020年11月8日正午です。

【お申込みからお届けまで】

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  • 配送方法:クロネコヤマト宅急便
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【今後の特集予定】
2021年2月号・・・『豚肉』神奈川県藤沢市の宮治さん
2021年5月号・・・『ビワ』長崎県茂木市

旅する食べる通信について

東京から新潟県に移住して米作りに挑戦、農業の大変さに気づいた手塚貴子が、この様子を消費者に伝えたいという思いから2014年11月「稲花」を創刊。2018年5月「旅する食べる通信」としてニューアルしました。「作る人と食べる人がつながるポイントは人それぞれ」と考える編集長手塚貴子が全国を回り〝行きたい!会いたい!食べてみたい!〟をつくります。

  • 特集地域:全国
  • 発行頻度:季刊(2月、5月、8月、11月)
  • 価格:3,300円(消費税、送料込)

情報誌

編集長が生産者の声に耳を傾け、つくり手の思いや現場のリアルを情報誌でお届けします。どんな内容か気になる方、<デジタル版5月号>をご覧ください。

生産者のライフストーリー

2019年8月号特集ページ

コラム

2019年8月号コラムページ

ピックアップ&読者の皆様へ

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食材

お届け例

 

2019年5月号特集 宮崎県の長友敏さん・さおりさんご夫妻が育てた「完熟マンゴー」

 

最近のお届け内容

[https://taberu.me/post/backnumber/author/ineca]

読者の方から

食べる通信の魅力は、食べて読むだけでなく、他の読者の方や生産者さんと交流できることです。旅する食べる通信の読者&生産者限定facebookグループでは、素敵な投稿が!。

2019年5月号「マンゴー」特集号

読者さんからは、こんなかわいい写真も届きます。

交流イベント

首都圏を中心に、生産者や読者に手伝っていただきながら、不定期で開催しています。

  

編集長から

編集長の手塚貴子です。約半世紀を東京で過ごし、自分自身予想もしていなかった『移住』『米作り』。人生何があるかわかりません。
普段私たちは、その生産物しか目にすることができませんが、つくり手お一人お一人に、ご家族に、人生があります。誌面ではその一端をご紹介しています。
読んでから食べても、食べてから読んでもOK!生産者を知って食べる楽しさをぜひ、体感ください。
↓旅のお供のカメキチJr. ↓


旅する食べる通信

季刊
3,300円(送料・税込)
全国

東京から新潟県に移住し、農業の大変さに気づいて「稲花-ineca-食べる通信from新潟」を創刊。2018年5月「旅する食べる通信」としてリニューアルしました。編集長が全国を回り〝行きたい!会いたい!食べてみたい!〟を作ります。

運営者情報

有限会社 フルーヴ
代表者:手塚貴子
連絡先:tabisuru@taberu.me

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