▲3月号でお届け予定の4種類のケール。
京都食べる通信3月号は福知山市で自然栽培でお野菜を育てる86farmの岩切さんの「ケール」を特集します。
皆さん、ケールを食べたことってあるでしょうか?
青汁で使用されているのが印象的なケールは、地中海沿岸が原産のアブラナ科の植物です。
栄養価が非常に高く、「野菜の王様」とも呼ばれており、最近耳にする機会も多く、注目されているお野菜のひとつです。
≪3月号の主人公は86farmの岩切さん≫
▲86farmの岩切さん
地元である京都府北部の福知山市で育ち、農業高校と農業大学校を卒業したものの、当時は農業には興味を持てず、当時頑張っていたゴルフの世界でプロを目指していたそうです。ある日、アルバイトの求人を見ていたところ、「有機農業やってみませんか?」という農業法人の求人を見つけたそうです。
頭の片隅でどこか有機野菜が気にはなっていたそうですが、農業大学校在学当時「オーガニックだけでは生きていけない」と言われていた時代だったので、有機だけで成り立っているのか少し興味が沸いたそうです。
ゴルフの練習の傍ら、農業法人でのアルバイトが始まり、初めて収穫したにんじんを少し土を落とし食べたところ、その味は今でも忘れられないくらい美味しかったそうです。
その後、食べ物で目の前の人を幸せにしたいと思うようになり、ゴルフのプロになる夢から、農産物で人を幸せにする夢へ転身することになります。
≪岩切さんのお野菜の美味しい秘密≫
▲ケールの種を撒く、岩切さん。
岩切さんの野菜のおいしさの秘密は、土に肥料を与えず、自然の力だけで育つように栽培している点です。
「肥料をやるとどうしても肥料の味になりがちなので、86farmでは野菜そのものの味を味わってほしい」という想いで、自然栽培にこだわった野菜作りをされています。
ちなみに、有機と自然栽培の違いは、肥料をやっているのが有機、やっていないのが自然栽培です。
何も与えないので、86farmさんのケールを含めたお野菜は、シンプルで主張のあるお野菜が多いそうです。
▲2020年1月6日に岩切さんから届いた写真。ケールの芽が出始めました。
3月号では、86farmさんのケールと旬のお野菜をセットでお届けする予定です。
知っているけど深く知らない、ケールのことと、自然栽培にこだわる岩切さんの野菜つくりについて、お届けしたいと思います。
「京都食べる通信」とは?
京都と言われると何を思い浮かべますか?京都の食べものと言われると何を思い浮かべますか?寺社仏閣?舞妓?川床?おばんざい?豆腐?抹茶パフェ?ほかには・・・?知られていないだけで、京都にはまだまだ魅力があります。
京都=京都市だけでなく、特色ある26市町村から成り立っています。南北に伸びるエリアには海も山もあり、自然に溢れた実り豊かな地域が広がっています。京都の知られていない魅力を生産者を通して知ってほしい!そんな想いから、ホテル カンラ 京都・ホテル アンテルーム 京都を運営している、まちづくり会社 UDS株式会社が京都食べる通信を制作しています。
京都の魅力を探し、誌面を通してお伝えするとともにホテルに来られるゲストの方へはレストランのメニューやイベントで連動しながら実際に食べていただける場所づくりをしていきます。
ホテル カンラ 京都 のアフタヌーンティーは京都食べる通信で特集した食材をふんだんに使用しています
特集した生産者は累計20人、特集後もホテルでいただけます。
2016年11月から隔月(奇数月)発行し、2020年1月までに20人の方を特集し、その他数多くの生産者とつながり、つくる人と食べる人を繋いできました。京都で頑張る生産者を買い支え、持続的に応援していくために、ホテル カンラ 京都やホテル アンテルーム 京都では京都の食材を使用したメニュー開発を積極的に行っています。「ホテルで学ぶ、知らない京都」ぜひ、京都の生産現場を通して知らない京都を感じていただけたらと思います。