東北食べる通信
編集部が東北中を駆け回って惚れ込んだ、農家さん・漁師さんの物語をお届けします。茎付きのサトイモ、殻付きの牡蠣…一緒に届ける食べ物もなるべく自然に近い状態にしています。ぜひ家庭で畑や海の香りを楽しんでください。
運営者情報
株式会社ポケットマルシェ
〒025-0096 岩手県花巻市藤沢町446-2
TEL:0198-33-0971
代表者:高橋博之
運営責任者:岡本敏男
連絡先:info@taberu.me
気仙沼市唐桑町のつきんぼう漁師、佐々木夫一さんは、海が好き過ぎてたまらず、一日一回は海を見ないと気が済まない。自宅のすぐ目の前は海で、集落で唯一津波をかぶった。防潮堤をつくる話がきたが、「自然に勝てるわけがない」と拒否。浸水区域は佐々木さんのところだけなので、合意形成はいらず、計画は立ち消えとなった。佐々木さんは今も尚、海という自然に我が暮らしをさらし、海の鼓動を感じながら、生活している。
「魚をとれるときもあれば、とれないときもある。すべては自分次第」。リスクと責任をすべて背負って海に出るのが、漁師の生き方だと言わんばかりだ。だから、他人には左右されない自由さがある。そうしてやれるだけ努力するが、海は計算通りにいかないので、ゲンを担ぐことも大事にしていると、佐々木さんはいう。下ネタを連発しながら。そんな親方の元に最近、求人サイトから応募してきた24歳の女子が弟子入りした。
福島県浪江町請戸出身の鈴木綾乃さんの父親は漁師だったが、津波と原発事故で海を離れた。「お父さんにもう一度海に戻って漁師をやってほしい。そのために、まずは自分が漁師になろうと思った」。親思いの綾乃さんだが、父への反発もある。「女にとれるんだったら、男なんかいらないって言われてむかついた。だから、お父さんよりかっこいい魚とってやる」。男たちに混ざり、数日間船の上で魚とりをする生活は楽しくて仕方がないという。
8月に、東北食べる通信でこのふたりを特集しますよーーーーー
編集長 高橋
編集部が東北中を駆け回って惚れ込んだ、農家さん・漁師さんの物語をお届けします。茎付きのサトイモ、殻付きの牡蠣…一緒に届ける食べ物もなるべく自然に近い状態にしています。ぜひ家庭で畑や海の香りを楽しんでください。
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