熊撃ち“ヤマゴ”の頭領

ヤマゴ1 ヤマゴ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面積の94%が山林という山形県小国町は、マタギの里として知られています。マタギとは熊撃ちをする人のことを言いますが、このあたりでは「ヤマゴ」と呼ばれていたと、ヤマゴの頭領の舟山堅一さん(73)は教えてくれました。舟山さんは18歳のとき、2mの至近距離から村田銃で熊を仕留めて以来、半世紀に渡り、熊撃ちをして生きてきました。

年々、人間と野生動物のせめぎ合いが深刻化していますが、熊と折り合いをつけながら生きてきたヤマゴの知恵にもっと僕らは学ばねばと、改めて思いました。自然を枯渇させることなく、継続的に維持し、持続的に利用してきた山村集落の民俗知からも。巨大なデータベースが失われる前に。来春あたり、東北食べる通信でもやりたい。。。

ヤマゴ3

別れ際、舟山さんから「おれがつくったやつだから持ってけ」と、ストラップをもらいました。熊の牙。うーん、どこにつけよう。。。今度、実際に狩猟に同行させてもらうことになったので、江守さん、秋山くん、下半身を鍛えておいてください。雪山をかんじき履いて登っていくそうなので。もやからときおり顔を出す雪渓が美しかったのなんの。

編集長 高橋博之


東北食べる通信

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