【備中食べる通信 おんころりん】3月末創刊!
創刊では笠岡と7つの島々からごっつおうを紹介します。
備中食べる通信 おんころりんについて
地域に根ざした『食』とはなにだろう?
何代も受け継がれ、少しずつカタチを変え、
そして人々からずっと愛される存在。
そんな存在をひとつでも、ひとりでも多く伝えたい
このプロジェクトは、平成二十七年に動き始めました。
備中食べる通信『おんころりん』は、作る人と食べる人を
真っ直ぐな線で繋ぐ会員制サービスです。
生産者の「思い」が消費者の「価値」であるように
様々な視点から『おいしい』を提案していきます。
「おんころりん」とは 恩を転がすということ!受けた恩を
返すのではなく、次世代に伝えていくこと!どんどん恩を転がしてください。
まずは編集者を紹介します。
発刊は 2014年に創業50年を迎えた㈱浅原青果
岡山県南に多くの生産者をもち、日々生産者の声をききながら
地元倉敷で青果物卸問屋を営んでいます。
編集長 浅原真弓 ㈱浅原青果3代目
私が代表を務める浅原青果は創業52年を迎えます。
三代目社長として、祖父の築いた地方の卸売市場で
多くの生産者の青果物を荷受けしています。
「東北食べる通信」と出会い、ただ単にモノを売り、
一過性のイベントをすることだけで満足してはけない
のではないか、その後の消費者と生産者のコミュニティ
を作ってこそ、初めて「生産者の思い」が「消費者の
価値」となるのではないかと考えるようになりました。
そして、この豊かな自然と食物を守ってきてくれた先人
に感謝し、その恩恵を次世代に伝えていく恩返し、
「備中食べる通信・おんころりん」を創刊しました。
備中地域の方々と出会うと、まだまだ知らないことが沢
山あり、日々、感動と感謝の連続です。
備中地域の「食の案内人」として、編集に携わる
「備中をおいしく食べよう倶楽部」スタッフ一丸となって、
その感動を皆さんと共有できるよう、伝えていきたいと
思います。
消費者の皆様に地域の食文化を見つめなおし、知識や
能力を身につけることで、自ら考えるキッカケになれた
らと考えています。
生産者の方々には歴史的背景を踏まえた上で、今の
消費者が本当に求めている商品を作って頂きたいと願
っています。
そして、長年続いてきた技術やスキルを後世に引き継ぐ
ことができれば、この備中地域の食文化は続いていくも
のと信じています。
私たちは感じた驚きや喜びや感動を、そのまま紙面で
発信していける職人であり続けたいと考えています。
一次産業が活発な地域を作り、食を通じて「幸せを感じ
る」ことができる人たちと感動を共有し、一緒に歩んで
いきたいと願っています。
山本ケイジロウ 写真・デザイン・料理 食のトータルデザイナー
(株)あしたねBoo
幼少の頃から食べる事が好きでした。それは料理を
作る行為に移行し、そして食材の特徴や成り立ちまで
深く掘り下げる自分が居ました。
気がつけば「食」に特化した撮影やデザイン、サイト
制作まで行うデザイン事務所「株式会社あしたね 」
を起こし、様々な食と関わりを持つポジションに身を
置いたのも必然的な流れだったのかも知れません。
この度、「備中をおいしく食べよう倶楽部」の一員となり、
「備中食べる通信・おんころりん」立ち上げのメンバーに
名を刻めた事は、今まで私が探求し、培って来た「食の
楽しさ、大切さ」の延長線にあり、自身にとっても大きな
意味を持つライフワークの一環だと思っています。
この冊子を読んで頂く方々と同じ驚きや学びを、ひ
と足先に体験させて頂き、写真やレシピ、デザインを
通して空気の色や匂い、温度までお伝え出来ればと
考えています。
備中地域には素晴らしい宝がたくさんあります。
そのひとつひとつを掘り起こし、再確認し、皆さんに
ご紹介していけるのが、今からとても楽しみです。
えびすあきこ インタビュアーライター
食べること=生きること。
「いただきます」と「ごちそうさま」、大切なことは日々の
食事の中にあるのではないでしょうか。子育てを通じて
「人は食べたもので出来ている」と改めて感じています。
今、子どもが食べるもので未来のココロとカラダが育まれて
います。その食べているものはどんな風な場所で育ち、加工
され、手元に届いているのだろう?そう考えたとき、想像も
出来ないものばかりを食べていることに気がつきました。
毎日食べるものなのに、何もわからなかったのです。
私たちのまわりに食べ物は豊富にあります。しかし、その中で
何を選べばいいのか、わからないことだらけだったのです。
そんな中で、自分なりに食べ物と向き合っているところに、
ご縁を頂きまして備中をおいしく食べよう倶楽部の一員となり、
ライターをさせていただくこととなりました。
できるだけ成り立ちのわかるものを食べる、それが今の私の
食のルールです。がんじがらめにならないよう、
ちょっとユルく、でも真剣に食べものに向き合っています。
私自身、知らないことだらけの食のこと、備中という土地に
ある四季折々の豊富な素材をこの「備中食べる通信」を通し
て学び、発信していきたいと思っています。
これからの時代を担う次の世代に正しい食を伝えていけるよう、
まずは私が学ばせて頂きます!皆様、お付き合いくださいませ。
「温故知新」フードクリエイティブ
向後千里 (くらしき作陽大学食文化学部 准教授)
現代食文化学科・
フードコーディネートコース学生
食・環境クリエイター 愛媛の松山育ちを縁に東京から倉敷に。
大学ではフードコーディネートコースを担当し、倶楽部顧問と
しても活動中。
また、ベトナムの農村集落保存プロジェクトで食文化を専門に
支援活動も。今回、御縁をいただき、地元の食文化を見つめ
なおすプロジェクトに参加できること、とてもうれしく思っています。
読者の皆様とのコミュニケーションを行う機会として「知る」と
「食べる」を学生と一緒に、楽しめればと思っています。
食文化は伝える人と受ける人の両方があって繋がっていくので
郷土料理やその周辺の文化を探求しつつ、今の暮らしにあった
何かを皆さまにご提案できればと学生と話しています。
赤澤雅弘 ツアー企画・コーディネート
CLEAR WATER コピーライター 産業観光コーディネーター
岡山大学法文学部経済学科卒業備中エリアをネットワークして
ツアーを展開。人とのつながりやストーリー性を大切にして
企画する産業観光ツアーは、地域に元気と笑顔を再生。
「赤澤流・産業観光」として注目を集めている。
長年の盟友である浅原さんが、夢だった【備中食べる通信】を
創刊することになった。「毎号、オリジナル・ツアーを
つくってよ」と言われ、二つ返事でひきうけたものの、さて
どうなりますか。
ツアーに参加してくれるみなさんに喜んでもらえることは
もちろんだが、迎えてくれる地域の人たちにもにっこり笑顔
になってほしい。めざすのは、やさしい笑顔と心温まる言葉が
いきかう、日本一あったかい『おんころりんの旅』
みんなでいっしょにつくっていきましょう!。
備中食べる通信はお届けした後も雑誌を
残して頂ける様 A4サイズで発刊します。
本棚のすみに20号まで置いておいてください。