北海道の達人に聞く ―知られざる北海道の旬― イベントレポート

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9/25(土)、第3回目となる「食べる通信オープンミーティング」が開催されました。
―オープンミーティングとは?
 各地の編集部を招き、地域で起きていること、各食べる通信の挑戦や学びをシェアをする場として
 定期開催しているイベントです。(日本食べる通信リーグ主催)

今回のテーマは「北海道の達人に聞くー知られざる北海道の旬ー」
北海道食べる通信の編集長であり、食のプロでもある林真由さんをお招きし、彼女自身が取材で北海道全土を飛び回る中で出会ったおいしい食材やその裏側に隠されたストーリーを語って頂きました。
シルバーウィーク最終日にも関わらず、30名以上の方ご参加頂きました。日程が違えば参加したかったとの声も多く頂き、改めて北海道は魅力的な土地なのだと再認識しました。
参加できなかった皆様の為に、会場からのレポートをお届けします!

 

〈トークセッション〉〜達人に聞く、北海道の旬〜
広すぎて「北海道民は北海道を知らない」とよく言われますが、北海道がいかに大きいかを知るとうなずけます。そんな広大な北海道全土を股にかけて取材をかさねる林さんが特に心を動かされた食材たちを紹介頂きました。
食材のトリを飾ったのは利尻島のウニ。利尻島のウニは、利尻昆布だけを食べて育つからとってもおいしく育つのだそうです。利尻昆布といえば、料亭でもよく使われる高級素材。それだけ食べさせるなんて他の土地では到底真似できない為、ここでしか食べられない味になるそうです。身が大きくてふるふる、透き通った磯の香りが・・というお話を聞かされ生唾をゴクリと飲み込んだのは私だけではなかったはず。
しかし、当日会場にウニの用意はございませんでした・・!本当の旬の味は、その時期に現地に行かねば味わえないということですね。食べたい方は是非、夏の利尻島へ!!
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〈ワークショップ〉〜その使い方間違ってるかも?4種の昆布の飲み比べ〜
ワークショップではみなさんに昆布出汁の飲み比べにチャレンジ頂きました。利尻は澄んだ透き通る飲み口に、羅臼は濃く甘くねっとりと、日高は磯の香りがして、真昆布は上品な香りが続くと言われます。好みは人それぞれですが、比べると違いが明白だったようで、こんなにも味や飲み口が違うのかと驚かれてらっしゃったみなさんの表情が印象的でした。
昆布から出汁をとることは思っているよりも簡単ということが分かり、中には脱顆粒出汁宣言をされた方もいらっしゃいました!
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台風の被害状況や農家さんの声もお伝え頂きました。農作物・畜産物そのものへの直接的な影響はもちろん、それらを運ぶインフラへのダメージも甚大です。消費者である私達への影響や、それに対してできることについても考えなくてはいけません。「安いもの、応援したいもの、どちらを買うのか」買い物は投票だという林さんからのメッセージに共感したという感想も多く頂きました。
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〈交流会〉
交流会では、林さんこだわりの北海道のおいしい食材を囲みつつ参加者の方同士も混じり合う場となりました。会の終盤には、林さんや食べる通信を応援したいという方が続々と手をあげてくださる展開に!!素敵な出会いの場となりましたこと、ご参加頂いた皆様に改めて感謝致します。
本当にありがとうございました!
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次回のオープンミーティングは10/15(土)開催です!
「高校生が伝えるふくしま食べる通信」が主役。福島から高校生編集部員がやってきます。
是非こちらもチェックしてください!

(文:食べる通信リーグ事務局 工藤)


北海道食べる通信

季刊
3,980円(税込)+送料
北海道

食の宝庫、北海道。それは大自然の恵みだけではなく、生産者の努力と信念から作り出された宝物。その思いに触れると思わず“会いに行きたくなる食物語”と共に、まだ知られざる北海道の魅力をお届けします。

運営者情報

株式会社 グリーンストーリープラス
代表者:林真由
連絡先:hokkaido@taberu.me

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