【4月号】熱海市上多賀で石井さんが育てる「わかめ」 

 

次号の舞台は熱海市上多賀。海と山に囲まれ、縄文時代から集落があったとされる豊かな土地です。多賀神社には、「鹿島踊り」や「御鳳輦(ごほうれん)の浜降り」と言った海との関りがある神事が伝統として受け継がれています。

この地域にある戸又(とまた)港では、小規模な定置網や伊勢海老網漁などが行われていますが、漁獲量が落ちる冬場に安定した水揚げを得るために、波が穏やかな湾内の特徴を利用して、伊豆半島では珍しくわかめの養殖が30年前ほどより行われています。

12月ごろから種を付けた糸をロープに括り付け、湾内に設置します。それから、日々わかめの成長具合を確認し、間引きをし、わかめが光合成しやすい環境を作る作業を行います。手間と時間をたくさん掛けて美味しいわかめを育てています。

近年、海の環境が大きく変わり、自然界でも海藻が減っています。養殖わかめも簡単ではない状況になっていますが、美味しいわかめを育てる為に奮闘している漁師石井さんを特集いたします。


伊豆食べる通信

季刊
2,980円(送料・税込)
静岡県伊豆半島

「伊豆食べる通信」とは? 日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を有し、火山活動から独特な地形が生まれた伊豆半島。温暖な気候と海、山、川と豊かな自然を育む伊豆半島で、独自の哲学でおいしい食べものをつくり続ける生産者にクローズアップし、特集記事とともに彼らが収穫した食べものをセットでお届けする「伊豆食べる通信」。 読んで食べるだけじゃない。伊豆食べる通信は食を学び、味わい、そして交流を楽しむコミュニティサービスです。定期購読として年4回の伊豆食べる通信のお届けだけではなく、生産者との座談会や読者同士の交流会など、今後様々なイベントを展開していく予定です。 伊豆半島の生産者をみんなで応援しましょう。

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編集長:加藤龍
連絡先:izu@taberu.me

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