SAGA食べる通信を始め、10名ほどの農家の方々の取材をさせていただきました。
そこで見えてきたのは、農家の方々のこだわりや想い、胸が熱くなるストーリーだけでなく、
生産現場で出る「廃棄」
「いつでも同じ大きさ、同じ色、同じ形の野菜を食べたい」
そんな消費領域で決められた規格により、捨てられる野菜の量。
同じ時間をかけて、同じ手間をかけて、一つ一つ丹精込めて作っているのに、
少し曲がっているから、少し色が薄いから、少し傷がついているから、
そんな理由で排除されてしまう野菜と、それを悔しそうに話す農家の方々の姿。
日本の食糧自給率はカロリーベースでたった39%。
主要先進国最低水準にも関わらず、年間640万トンもの廃棄を生み出す堂々世界一位のフードロス大国の日本。
生産領域、加工領域、流通領域、消費領域で生み出されるフードロスの、特に上流にフォーカスし、厳格な流通規格に阻まれ捨てらている農産物を県内の農商工のネットワークを活用し、循環に取り組むプロジェクトです。
SAGA食べる通信が農業に+αを生み出す事業だとすれば、
SUTEN byは農業にマイナスを生み出す対極の事業としてスタートしました。
「SUTEN by」
ネーミングには、
佐賀弁で「捨てない」を意味する「捨てんばい」
英語で、しみや傷を意味する「ステン」
規格品と規格外品は優劣のない平等な命であることを、プロジェクト名としました。
ロゴには、
SAGA食べる通信のトレードマークでもある「蝶ネクタイ」
循環を意味する「∞」から、規格外品が新たな着飾りをするようなイメージ
メビウスの輪も掛け合わせた3つの意味を込めています。
先んじてふるさと納税を通し資金調達を行い、SAGA食べる通信vol.5で特集したアスパラ農家安東 浩太郎さんの本来流通しないアスパラガスの根本を使用したサブレを、嬉野のパティシエ井上 賢一郎さんにと共に開発。
今回開発したサブレは通常の店舗販売に加え、ふるさと納税の返礼品として、また、鳥栖の古民家カフェLINCOTTOさんにご協力いただき、飲食店でそれぞれのオリジナルディップと共に、ワインや日本酒と共に提供される予定です。
「食」を支えるのは農家だけの仕事でなく、
社会全体で支え、守っていきたい。
できることから、できる形で。
SAGA食べる通信は農業現場の課題と食に対する問題に取り組んでいきます。
先日、このプロジェクトをNHK佐賀でご紹介していただきました。
【 ▼NHK佐賀 12/6放送 全編はこちら】
https://www.youtube.com/watch?v=7j7pCsrnrGQ
【▼SUTEN by Facebook ページ】
https://m.facebook.com/SUTEN-by-465096657217722/…
【▼ふるさと納税ページはこちら】
https://www.furusato-tax.jp/gcf/196