ふくおか食べる通信
知っている人が作ったものを知っているどうしで食べる「知産知消」。 行きつけのお店があるように、ごひいきの農家さん・漁師さんがあったら、それって嬉しくないですか? 福岡県内の農家さん約5万人、漁師さん約5千人 ふくおか食べる通信は、ごひいきの農家さん・漁師さんを見つけ、ふれ合う「宝探し」のお手伝いをいたします。
運営者情報
梶原圭三
連絡先:fukuoka@taberu.me
ふくおか食べる通信 編集長の梶原です
2017年11月 ふくおか食べる通信創刊します!
創刊号は朝倉市杷木の柿農家、秋吉智博さんの柿
秋吉さんの柿は
「ふくおかエコ農産物認証」取得しています。
これは、化学農薬や化学肥料の使用量を県の基準の1/2以下に抑えた農産物に与えられます。
秋吉さんは2006年に認証を取得。
(福岡県の柿農家では第1号)
今年まで毎年基準を満たし、最近では
県基準の1/4程度の使用量に抑えています。
果樹の減農薬栽培は極めて難しいと言われています。
秋吉さんの畑でも長雨による病気の発生で収穫量が半分になった年もありました。
(みなさんの会社である年の売上がいきなり半分になったらどうしますか?)
それでも、農薬の使用量は増やさず基準を守り続けました。
秋吉さんはこう話します
「収穫が半分になった年はさすがに凹みましたが、それでも病気にも負けず実をつけてくれた柿の木を大事にしたいです。人間でも病気を克服すると強くなりますよね」
秋吉さんの柿畑はふかふかです。
「農薬や化学肥料を減らした事で土の中の微生物の動きが活発になっているんだと思います」
こうも続けます
「うちの畑には農業試験場の試験員が虫を採取しにくるんですよ。
柿の害虫を食べる虫です。
つまり、柿の害虫の天敵がうちの畑には多くいるんです。試験場や他の柿畑にはいないそうです」
「農薬を減らした事で一時的に害虫も増えましたが、それを食べる天敵の虫も増えて、結果的に害虫は減りました」
柿畑をより自然に近い状態に近づける
それが理想だと秋吉さんは語ります。
そして極めつけの一言
「農薬を減らした方が柿は甘くなるんですよ!」
「農薬は植物を皮膜し日光を遮断します。そうすると植物の光合成を抑制する事になり、これは柿の生長にとってマイナスです。
植物の光合成と微生物、小動物の活発に生きる土が、甘い柿を育てるんだと思います」
このこだわり
秋吉さんは僕より一回りも若いのですが、完全にリスペクト!!
一人でも多くの方に、秋吉さんの生き様を読んでもらいたいです
一人でも多くの方に秋吉さんの柿を食べてもらいたいです
僕も秋吉さんの想いを受け止め
魂込めて創刊します!!
応援よろしくお願いします
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