気仙沼市唐桑町のつきんぼう漁師、佐々木夫一さん(66)と
弟子の鈴木綾乃さん(24)


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気仙沼市唐桑町のつきんぼう漁師、佐々木夫一さんは、海が好き過ぎてたまらず、一日一回は海を見ないと気が済まない。自宅のすぐ目の前は海で、集落で唯一津波をかぶった。防潮堤をつくる話がきたが、「自然に勝てるわけがない」と拒否。浸水区域は佐々木さんのところだけなので、合意形成はいらず、計画は立ち消えとなった。佐々木さんは今も尚、海という自然に我が暮らしをさらし、海の鼓動を感じながら、生活している。

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「魚をとれるときもあれば、とれないときもある。すべては自分次第」。リスクと責任をすべて背負って海に出るのが、漁師の生き方だと言わんばかりだ。だから、他人には左右されない自由さがある。そうしてやれるだけ努力するが、海は計算通りにいかないので、ゲンを担ぐことも大事にしていると、佐々木さんはいう。下ネタを連発しながら。そんな親方の元に最近、求人サイトから応募してきた24歳の女子が弟子入りした。

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福島県浪江町請戸出身の鈴木綾乃さんの父親は漁師だったが、津波と原発事故で海を離れた。「お父さんにもう一度海に戻って漁師をやってほしい。そのために、まずは自分が漁師になろうと思った」。親思いの綾乃さんだが、父への反発もある。「女にとれるんだったら、男なんかいらないって言われてむかついた。だから、お父さんよりかっこいい魚とってやる」。男たちに混ざり、数日間船の上で魚とりをする生活は楽しくて仕方がないという。

8月に、東北食べる通信でこのふたりを特集しますよーーーーー

編集長 高橋