人はなぜ、ひとりでは生きていけないのか


くるまざをやってきて思うのが、家族や地域、職場以外の人間関係、コミュニティを求めている人がすごく多いということです。なぜか。今朝、ブータンにいる知人の高野さんから、この新聞記事が届きました。ブータンで暮らす彼がふるさとの福井新聞に寄稿している連載ものの最終回です。

ブータン
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ブータンでは、人とモノではなく、人と人との関係性の中に幸せを見出す暮らしをしているそうです。そして、そのことは生物学的にも言えるんだと。ぼくらの体を構成する細胞は周囲の細胞と物質・エネルギー・情報の交換、すなわち細胞同士のコミュニケーションが十分でないと死を選ぶのだそうです。細胞は生きるためにコミュニケーションを求める。

そして、周りとの細胞との関係性があってはじめて自己を規定し、おのおの必要とされる部位の細胞へと育っていける。これは人間社会でも同じだと、高野さんは言います。同じことを先日対談した生物学者の福岡伸一先生も言っていました。ジグソーパズルにたとえると、自分のピースの周りのピースがそろわないと自分が何のピースになるかを自覚できない。つまり、単体ではなにものにもなりえないと。

これまでは、家族、地域、職場にある人間関係だけで自分を取り巻くピースは埋まっていたのだと思いますが、近代の家族観が大きく変容し、社会が高速化・複雑化・流動化していく中で、おそらくそのピースだけでは足らなくなっているのが、現代社会ということなんだろうと思います。だから、人々は関係性、つながりを求める。だから、社会的動物と言われる。

ちなみに、先日お会いした予防医学研究者の石川善樹さんは、友だちの数が多い人ほど幸福ということを科学的に説明していたりもします。このリンク先の「3孤独は人間を不幸にする」に書いてます。
http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar831932

くるまざは、足りないパズルのピースを探すところでもあるので、気が向いたらいつでも遊びにきてください。最新の開催情報はこちらからご覧ください。
https://www.facebook.com/groups/838323556199651/

東北食べる通信編集長 高橋博之