なぜ、消費者と生産者がつながることが大事なのか


消費者がダイレクトに生産者から旬の食材を簡単に買える仕組みが、日本にはありません。だから、それを可能にするスマホアプリをつくることにしました。一緒にこの新しい事業をつくりあげる人を募集しています。

産地連携をしたいシェフも、よく検索難民になっている話を聞きます。厨房に立つシェフも、お客様に安心・安全でおいしい料理を提供したい。台所に立つママも、子どもたちに安心・安全でおいしい料理を食べさせたい。偽装が後を絶たず、表示も信用ならない世の中において、最も安心・安全な食べものを手にいれるにはどうすればいいか。簡単です。生産者と直接つながることです。顔が見える相手に、毒をもる人はいませんからね。

現在、製作中の東北食べる通信最新号では、生物学者の福岡伸一先生と、東北食べる通信編集長の私との特別対談ページがあります。そのほんの一部をちらっとご紹介します。なぜ、消費者と生産者がつながることが大事なのか。

expo2016-02
(©奥野誠司さん)

福岡:狂牛病を例に挙げます。あの病気の原因は、研究が進むにつれエサだとわかった。牛は草を食べているものだと消費者はみんな思っていましたが、近代化された農業において、特にイギリスの乳牛は草なんか食べていなかったんです。乳牛の子は、生まれたらすぐに母牛から切り離されます。理由は母牛からミルクを採るため。子牛も、次の乳牛に育て上げるためにどんどん生育させなくていけない。

そこで、ミルクの代わりにできるだけ安い飼料をあげようとつくり出されたのが、牛や羊などの家畜の死体からつくった「肉骨粉」でした。これは、強制的に共食いをさせていたことにもなります。そういう風に食物連鎖のサイクルをバイパスし、草食動物である牛を肉食動物に変えてしまったことによって、本来絶対に乗り移ってくるわけのなかった、羊の奇病であるスクレイピー病という病気が牛に乗り移った。それが狂牛病だったんです。

それがわかってイギリスでは肉骨粉を与えることが禁止されたけれども、そもそも、イギリス人はそんなことになっているとは誰も知らなかった。なぜなら、食べものがどこから来ているのか、誰がどう育てているのかというプロセスがまったく見えない社会になっていたからです。その意味で、消費者と生産者がつながり、そのプロセスを見えるようにするという運動は、とても大切なものだと思います。(全文は東北食べる通信最新号にて)

狂牛病はやがて人にも伝染し、死者が相次ぎました。食べものの裏側のプロセス(環境)に消費者が無関心になった結果でもありました。私たちは環境を食べています。だから、自分の健康を考えることは環境を考えることであり、環境を考えることは自分の健康を考えることなんです。食べものが生まれる背景(環境)を知って食べるということは、自分の命、家族の命を大切にすることと同じです。このアプリを世に生み出すことで、食べものの裏側を「見える化」し、みんなが健康に生きることができる社会をつくりたいと思います。

生産者と消費者をつなぐスマホアプリ新規事業のマーケティングマネージャー募集(東京)
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東北開墾代表 高橋博之