食の根っこを大切にする

 島根で生まれ育ち、ここで暮らすことが誇りになったのはいつからだろう。二十歳のころまでは、島根県生まれであることに、何となく照れがあった。 そんな私が仕事を通じ「島根の食」と向き合うことになった。  島根の豊かな自然の中で、農林水産業に従事する人がいて、手間暇かけて産物を変化させる人がいて、求める人に繋ぐ人がいる。地元で、ものづくりを生業とする人々と出会い、対話を通して「つくり手」の哲学に触れるうち、島根の持つ魅力にどんどん惹き込まれていった。ここでは、多くのものが顔の見える関係で繋がっている。実は、これは稀なことなのだと気づいた。今では県外の友人に、「本当に島根が大好きなのねぇ」とよく言われる。いつの間にやら、島根に生まれ育ったことが私の誇りであり、根っこになっていた。 自然に寄り添い、手間と時間をかけて作り出されてきたものが、ここでは食と強く結び付き、根付いている。それが島根の食文化だ。 いま日本の食は文化から、効率化・均一化が求められる食文明に変わろうとしている。丁寧に素材を集め、受け継がれてきた食文化を記録し、次の世代に繋ぐことが、この時代に生きる私たちの使命ではないだろうか、と思う。天地(アメツチ)の恵みを人の手で繋ぐ。食べる通信の取り組みを通して、次の世代に一つでも多く繋いでいけることができれば素敵だ。

総合監修 渡部裕子
編集部の紹介
 
発行人 井上聖也
(株)ビズデザインプラス 代表取締役
神奈川県横浜市生まれ。 2011年会社設立。2017年4月出雲営業所開設。
「つくり手に『ごちそうさま』を伝えたい

 

 
総合監修 渡部裕子
necco / 料理研究家
島根県出雲市生まれ。仲間とともに「山の駅さんべ」を運営。
島根の食ならこの人!といわれている。
「畑と食卓を繋ぎ島根の美味しくて素敵なものを次世代に繋ぐためには今動かなくちゃ!」
 
 
 
編集長 中尾祥子
プランナー
島根県出雲市生まれ。農林水産省キャリアを経て、現在は三瓶山をフィールドに活動中。
「この先も美しい農山漁村の風景をみていたい」
 
 
執筆 田中輝美
ローカルジャーナリスト
島根県浜田市生まれ。ローカルジャーナリスト。
著書に『関係人口をつくる』。
「つくり手が大事にされる社会をつくりたい」
 
 
執筆 松浦啓子
ライター
島根県松江市生まれ。岡山県より今年Uターン。
生活情報紙の編集部を経てフリーに。UIターンフェアで輝美さんに出会い、
おいしいものが食べたい一心で食べる通信に参加。
 
 
レシピ 伊藤知恵
フードクリエイター
島根県安来市生まれ。
ケータリング料理などを手がけ、独特の味は食べる者を感動させる。
「醸造文化を大事にしたい」
 
 
アートディレクション&デザイン 安田陽子
あしたの為のDesign グラフィックデザイナー
島根県松江市生まれ。フリーランス的会社員。
2018年島根広告賞クリエイター特別賞。
「興味の入口を近づけるデザインを」
 
 
イラスト・WEB 鳫金佑紀
あしたの為のDesign イラストレーター
島根県松江市生まれ。現在デザイン事務所3年生。
イラスト、デザイン、アシスタントなんでもやります!
「食べる通信?楽しそう!」
 
 
運営 原 健一郎
(株)ビズデザインプラス プランナー
島根県松江市生まれ。
2017年3月に地元の金融機関を退職し、広告の世界に飛び込む。
現場第一主義がモットー。
 

 
 
カメラマンの紹介
極な現場を切り取ってくれる カメラマンは毎号、
特集に縁のある方にお願いしてるのです
フォトグラファー  田中 学
 

横浜市出身。2016年に【子育ては地方が一番】を合言葉に、縁もゆかりもない島根へ家族4人で突然移住。現在は雲南市で地域活性化プロジェクトのイベントを開催したりしている。インターネットを活用したプロモーション、マーケティングを得意とし、20以上のスキルを組み合わせてマルチに活動中。

ビデオグラファー・ウェブデザイナー  戸田耕一郎

東京都出身。2014年に妻の故郷の島根に家族で移住。2015年夏、『蔵庭』を江津にオープン。オーガニックでベジタブルなフードフェス『Vege&Fork Market』運営は今年で9年目。2019年3月、冬の間の旅を記録した自主制作版タブロイド『TRAVELLING』を発刊。

フォトハンター  iwami☆ふぉと.co
石見の魅力を写真で発信しよう! と集まったカメラ女子グループ
上野裕美恵(右)  ハワイに憧れるネイティブ浜田人。 心がほっとする石見の景色が好きで、カメラ片手にあちらこちらと出掛けています。
岡橋知左子(左)  兵庫県より浜田市弥栄へIターン。田んぼや畑を耕し自然に寄り添う暮らしをカメラに収めています。
写真家  川瀬一絵

島根県出雲市出身。島根大学教育学部の美術課程で学んだのち、写真を専門的に学ぶために上京。現在は、東京の写真とデザインの会社「株式会社ゆかい」にも所属。美術や暮らしにかかわる事柄の撮影を中心に全国各地に足を運んでいます。

写真家  武智正信

愛媛県松山市生まれ、出雲市在住。(公益社団法人)日本写真協会会員。 1991年~ 写真家、並河萬里氏に師事。並河氏のもとで島根を中心に国内をはじめ、世界各国での取材・撮影に携わり、大規模な写真展開催も経験。 1998年~ 出雲市にフォトスタジオ スタジオマックスを設立。有形、無形文化財の撮影、広告写真を中心に営業している。

フォークロリスト  西嶋一泰

大分県別府市生まれ。東京育ち。今号では写真を担当。「祭り」の民俗学者を経て、大田市地域おこし協力隊となる。ライターや映像制作の仕事も請け負う。ディープでローカルな文化を調査、撮影、編集、発信するのがライフワーク。そんな文化に出会うためなら、極寒の夜通しだろうが、山奥の崖登りだろうが、喜んで伺います!

写真家  船津健一
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