最終号の内容
大田市「かわむら牧場」から放牧牛の物語
島根県のほぼ真ん中に位置する国立公園三瓶山(標高1126m)。
その雄大な草原では、春から秋まで、
ゆったりと草を食む黒毛和牛の姿があちこちで見られます。
ストレスフリーで過ごす母牛たちは草原で子を産み育てています。
艶やかな毛並みと筋肉隆々な和牛の赤身は濃い旨味があり、
脂身は甘く、草原を吹き渡る風のように
サーっと口の中に溶けていきます。
今回お届けするのは、江戸時代から続く放牧のある風景が
「次の世にも続いていきますように」と願う牛を愛してやまない
「かわむら牧場」の人々の物語です。