【イベントレポート】本州最果ての地”下北半島”の秘祭を銀座で再現!

12/17(土)、第6回目となる「食べる通信オープンミーティング」が開催されました。
―食べ通オープンミーティングとは?
 各地の編集部を招き、地域で起きていること、各食べる通信の挑戦や学びをシェアをする場として
 定期開催しているイベントです。(日本食べる通信リーグ主催)

今回のテーマは、 \本州最果ての地、下北半島の謎を解き明かす!/ 
運営サポーターの大村 駿介さんと三橋 純香さんからイベントレポートをお届けします!

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東京から約770km。東北新幹線で北上すること3時間強、そこからさらに3時間ほど車を走らせるとたどり着く下北半島。その形から「まさかり半島」などとも呼ばれます。

(都内から利尻・礼文に行くよりも時間がかかるらしいですよ)

青森といえばりんご。でもこの土地ではりんごもとれない!?人口よりもサルが多い!?
そんな不思議に満ちあふれた下北半島を解き明かすべく、 下北半島食べる通信の編集長、園山さんをお呼びしました! 30名程のみなさんと 下北半島の魅力を聞いて見て食べて楽しむ1日になりました!

第1部「トークセッション」

 

園山さんによる突然の口上(!)からスタートした今回のトークセッション。みなさん驚かれましたよね。笑

この拍子木を使った口上は、青森県下北半島佐井村の漁師歌舞伎で行われるものです。漁師歌舞伎とは、佐井村の福浦集落で明治23年から続いてきた民衆歌舞伎で、全国でも漁師がやってる歌舞伎は他にありません。かつては、一家が一役を担う世襲制で口伝により継承されてきました。

漁師歌舞伎の動画をご覧になりたい方はこちらをご参照ください。

 

下北半島は、四方が海に囲まれた本州最北端の半島です。 そして、この地形を活かした食材の宝庫。 下北半島食べる通信は「リンゴじゃない青森へ、ようこそ!」をコンセプトにしています。
 

例えばこの「アピオス」は 下北半島の特産物で、1、2月が旬の小さなイモのような形をしたマメ科の作物です。
(素揚げでいただきました。絶品。)
アピオスは、じゃがいもなどに比べ栄養価が高く、インディアンが戦闘食として食べていたとも言われています。見た目は芋に似ていますが、マメ科の野菜。畑を荒らすニホンザルも何故か手をださない、謎の食材です。
アピオスは他の地域でもとれますが、この甘さは雪深い下北半島で寒ざらしされることによって生まれる特徴で、他の地域では真似できないそうです。栗のようなしっとりした味で、参加者の皆さんにも好評の様子でした。


第2部 「下北半島佐井村の奇祭、おこもりに迫る!!」

「おこもり」とは、 佐井村の牛滝地区で行われる大漁と無病息災を祈る行事で、毎年12月15日と1月15日に行われています。
 参加者は、大の大人も「めしめしめし〜!!しるしるーーー!!!」と、絶叫しながら、ひたすらご飯と汁物をかき込み続けます。 その様子から、メディアに取り上げられることもしばしば。その起源も諸説あり、何故叫ぶのかも不明というミステリアスさから注目を集めています。
本来は部外者はなかなか入ることが許されない神聖な行事で、特に女性は地元に嫁入りしてない限り入られることは許されません。イベントでは、できるだけ現地の様子や味を再現することで、東京のしかも銀座で!参加者のみなさんに「おこもり」体験をして頂きました。
写真でその熱気を感じてください!(みなさん「おかわり」の勢いがよすぎてブレています・・!)

  

  

青森と言えば「りんご!」のイメージが今日でがらりと変わりました。
これからの下北半島食べる通信をお見逃しなく!!
おこもりについてもっと知りたい方はこちらをご参照ください。

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大村さん、三橋さん、レポートありがとうございました!
ご参加頂いた皆様の御協力のもと、年の瀬にふさわしい熱気たっぷりのイベントとなりました!!
お忙しい中お集まりくださった皆様、改めて、ありがとうございました!
次は是非現地で、魅力を体感しに訪れてみてくださいね。

★イベントの様子をデーリー東北(青森県エリア紙)に掲載頂きました★